誕生から退院までの赤ちゃんの検査について
生まれたばかりの赤ちゃんが、安全に外の世界の生活に適応できるように
当院では最善の検査、予防をしています。

赤ちゃん 生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんの羊水中の生活から
大気中の生活にすぐに適応できる達人ですね。

そんな赤ちゃんでも、うまく子宮外生活に適応できるまでには、
少し時間がかかる事があります。

私達は、赤ちゃんがより安全に子宮外の生活に適応できるように、
そして、お母様がお家で自信を持って保育していただけるように、
次のような検査・予防をしています。



  • 出産後、赤ちゃんの元気度を調べる「APGAR SCORE」を計算します。
  • 臍帯血ガス分析を行い、生まれる直前の子宮内環境を調査して、
    今後の適応に問題が生じないか検査します。
  • パルスオキシメーターを使って、水中の生活から大気中の生活にうまく適用できるかどうか調べます。
  • 必要があれば、新生児にやさしい環境(適切な温度・湿度が保たれた保育器の中)で、
    再度パルスオキシメーターを使い、肺呼吸の完成度、心拍数の変化を調べます。


新生児の聴性脳幹反応検査(主に聴力検査)を行いますと、
感音性難聴の早期発見、神経学的成熟度の判定、脳幹神経障害の診断が可能になります
*新生児における高度難聴児は、日本では1000出生に対して、1〜2例といわれています

現在、公費でまかなわれる検査の先天性アミノ酸代謝異常症の代表格の
フェニルケトン尿症は、81000に1例、先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)は、
5300に1例、乳幼児突然死症候群での死亡例は3300に1例の発生率ですが、
難聴児はこれらの病気よりも遥かに発生頻度が高いのです。

聴覚の異常に気づかずにいれば、発達上の大きなハンディキャップを負わせることになります。
早期発見、早期治療開始が大切です。

たとえば、生後36ヶ月の習得語彙数は、正常聴力児の場合平均700語といわれます。
聴力の異常に気づかずにいて生後6ヶ月で聴力障害を発見して処置を施した子供は
300語、2年で発見した子供は、たった25語位しか習得できません。
一方、誕生時に聴力障害を発見して処置を施した子供は約500語も習得できるのです。
知能の基礎である言語習得にはいかに早期発見、早期対策が必要かわかりますね。
ぜひ、検査を受けましょう。



医療法人・産鈴会/田村産婦人科